今回は占い師の移籍についての裏事情をご紹介致します。
電話占いの世界は特殊です。
音声だけのコミュニケーション+カウンセリングという手法も特殊ですが、きちんとした形の商品ではなく「安心」や「信頼」を売るというスタイルがかなり特殊なんです。^^;
しかも「占い師」と検索すると「インチキ」という単語が出てくるように、利用する層がかなり偏っている市場です。
なので、出入りが激しいというのが特殊なんですね。
こういった世界が肌に合うという占い師さんは、電話占い会社を転々としたり、様々な経験や会社、お客様を通して成長してベテラン占い師になっていきます。
その過程で名前が変わったり、別の名前で2社と契約していたりということは数多くある事。
中には稼げないために、名前を変えて複数の会社に登録している占い師もいるんです。
今回はそんな占い師の”裏”事情をご紹介いたしますので、よかったらご覧ください。
占い師が複数の会社に登録するメリット
電話占い師が名前を変えて複数の電話占い会社に登録するにはメリットがあるのです。
- 鑑定の技術を磨くことが出来る
- 経験があれば移籍する時に高時給で入ることが出来る
- プロフィールを変えることによって全く違った客層と接する事が出来るので、自分の強みを知ることが出来る
占い会社では、「会社を移籍する時には以前使っていた名前を使用してはいけない」という決まりを作っている所も。
そういう便宜上、移籍するたびに名前を変える鑑定士さんもいらっしゃいます。
ですが、主に上記の3つが占い師が名前を変えることによるメリットです。
鑑定の技術を磨くことが出来る
名前を変えると、風が変わります。
嘘のようですがこれは本当。感覚でしか感じられないのですが、やはり名は体を表すという言葉は真実だなぁと感じるはず。
私も何度か改名しましたが、その度に客層がガラリと変わります。
(占い師は変わっていないのに。^^;)
全く原因が分かりません。
わかりませんが、新しい分野で自分の腕を磨くことが出来るのは真実です。
「解明する時は、自分が一段レベルアップする時」と言っている占い師さんもいました。
現実、多くの占い師さんが改名をした経験を持っています。
改名自体を専門でやっている占い師もいるくらいですから、やはり人生の風向きがちょっと変化するのでしょう。
経験があれば移籍する時に高時給で入ることが出来る
電話占いの経験は大多数の会社で1年から書くことが出来ます。
そして特殊な電話占いの世界では、常に人材不足。長く続けられている占い師や電話占いをある程度分かっていうような占い師は他の会社から重宝される傾向にあるのです。
転職経験が昇給に役立つというのは電話占い業界だけの特権かもしれませんね。
もちろん10年やって収入があまり入らないという先生もいるのですが、「10年も続けているんだ!」という点がもう大きな売りポイントなっちゃいます。♪
プロフィールを変えることによって全く違った客層と接する事が出来るので、自分の強みを知ることが出来る
名前も写真も変えたなら、とりあえずプロフィールも変えておくかー...。
大抵の人がそう思って、ちょっと凝ったプロフィールにしてみたり、路線をガラリと変えたりします。
すると、集まってくるお客さんが違ってくるので、自分の成長に繋がったり、経験値がどんどん上がって様々な人に対応できるキャパシティが広がるのです。
そうする事によって、技術的にも成長する事が出来るのが魅力ですね。
名前を変えて移籍しないといけない理由
同一名であってはいけない理由
別に同じ占い師なんだったら名前を変えなくてもいいんじゃないの?
わざわざ他人のふりをするなんて、相談者に失礼。
正直、そんな風に思いますよね。
でも実際、移籍する時に同じ名前でいてはいけない理由があるのです。
大きく2つの理由に分けてご紹介しましょう。
1)前に在籍していたサイトのお客を取ってしまう。
名前を変えないで移籍してしまった場合、前に在籍していた会社のファンをそのまま新しい会社に引っ張ってしまう事になります。
新しい会社は顧客が増えるし、占い師側も初めから売り上げが約束された状態で分給が上がるので嬉しい限りなんですが...。
前に在籍していた会社がかなり損をしてしまうという構図が出来上がります。
それはあまりに不公平ですよね。
そもそもその占い師にファンが出来たのも、前のサイトの運営やシステムがあったおかげ。
「新しい環境でやり直すのなら、ゼロから始めましょうね。」というようなルールの様なものです。
※電話占い会社の中には「移籍後も、移籍前の名前を使っていいよ」という会社があります。
しかし、辞める前の会社と辞めた後の会社、2つの会社がYESという確率はかなり低いと言えます。^^;
2)ブランディングし直すための禊
移籍する前の会社と、移籍した後の会社はそれぞれ特徴や色が違います。
そういった点から、ブランディングをしなおす必要があるんですね。
この場合、単純に移籍前の名前を使っていると、古参のファンは「あれ?先生ちょっと雰囲気(プロフィール)変わった?」と疑問に思ってしまう事に繋がりかねません。
前のサイトでは「占いを熟知した占術マスター」と謳われていたのに、次のサイトでは「先祖代々から受け継がれてきた霊感の持ち主」というプロフィールに変わっていたら、不信感しかありませんよね。
占い師に営業職や儲け心を見つけてしまうと、ファンはさっさと離れていってしまいます。
そういったファンの心理を、電話占い会社はよく知っています。
新たにブランディングする場合は名前も経歴も一新する方が上手くいくんですね。
名前を変えて移籍する時のデメリット
電話占い師にとって名前を変えて他社に移籍するのはメリットの多い事柄です。
しかし、思わぬ落とし穴があります。
1)相談者に気づかれると不信感を持たれてしまう
「この先生もしかして、●●先生!?」
実は、昔の電話占い会社での顧客が占い師が移籍していることに気づくケースは多いです。
信頼してその言葉に耳を傾けた相談者から見ると、先生の口調や言葉運び、そして声の雰囲気などは一目瞭然。
すぐに気づかれるリスクが高い顧客です。
ただ移籍をしただけであれば何も問題にはなりません。
しかし、「素知らぬ顔で別人を演じる」ということが顧客からの信頼を失わせてしまう原因になってしまいます。
しかも、今迄顧客として情報を提供していた占い師です。
それを別人のふりをして、素知らぬ顔で「当てに来る」様子を見ると。強い不信感を持ってしまうというには共感できますよね。
実際にそういうクレームは多く、掲示板などではよく「●●先生は元××先生!?」というスレッドが乱立しています。
2)ブランディングが上手くいかない時は売り上げが下がることも
せっかく名前を変えて移籍したのに、全然売り上げが上がらない!
それどころか前の占い師の方が報酬が多い!
なんてことももちろんあります。
顧客がなくなりというのはかなりリスキーなことが分かります。
売り上げが下がってしまったら~と言って、元の名前に戻すわけにもいかないので、途端に行き詰ってしまいます。
電話占いは占い師にも商売運があるので、名前と一緒に運が逃げてしまう事も珍しくない。
3)相談者は意外と気づいている!?移籍したことを隠すのは難しいって本当?
本当です。
実際、占い師が移籍する事は多く、「占い師の移籍」専用スレッドが多く立っているサイトもあります。
ありがとうございます!!●●ののサイトみてきました。プロフが似てるので、同じ先生の可能性大です!
以前、仕事が八歩塞がりの時、××の××先生が、決定的な原因を言い当ててくださり、無事解決に至りました。
もう一度入ってみたいと思っていたので、情報とても嬉しいです!!
ありがとうございました!
というような、「探して探して情報提供を求めている相談者がいる一方で...。
連投すみません。
元●●の×x先生と**にいる▲▲先生は同じ人です。
というような、「探して探して情報提供を求めている相談者がいる一方で...。
***先生ってxxにいるけど違う人?
という会話は頻繁に繰り広げられています。
インターネットという情報網がある限り、改名バレはあるものだと思った方が安心でしょう。
最後に...。
名前を変えて他社に移籍する時に占い師が心がけるポイント
占い師にとてメリットが多いのが会社移籍。
しかし、相談者からしたらデメリットも多少あるのが分かりますよね。
けど、それを怖がって移籍を諦めるのはNG。
業界は違えど、転職は常に「新しい世界に飛び出したいと思った時が飛び立つタイミング」です。
相談者から失望されないで移籍するために心がけたいポイントはたった一つ。
誠意をもってお客様に接する事。
昔対応したお客様に初対面のふりをして接してしまうバレれたときに大きな波紋を読んでしまうパターンが多い物。
「改名したから別人になる」のではなく「改名しても自分は自分」という気持ちを持っている占い師の方が安定した人気があります。
「先生改名しました?」
と聞かれても、
「そうなのよー!あっはっは!」
と笑ってカミングアウト出来るような占い師なら信じて着いて行って大丈夫でしょう。
占い師を選ぶコツとして他にも記事がございますので、初めて占いをされる方、占い師を選ぶのに悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。♪
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