占いを始めてみようという方、ご注意!
占い師を探す時、「この人、うさんくさい」「これって詐欺じゃないの?」と感じたことはありませんか?
インチキ、詐欺を得意とする占い師は最終的に相談者からお金を巻き上げて私腹を肥やすこと言う目的があるので絶対に注意しなければなりません。
引っかかったら怖い...。そんな気持ちになると占いを嫌煙したくなりますよね。
しかし、その必要はありません。
かつて、インチキ占い師に何十万も支払った経験のある占いジプシーがお伝えする、実体験に基づいた「インチキ占い師・詐欺占い師を見分けるコツ5つ」をお伝えします。
チェックポイント1:常に笑顔
まずここ大事!対面であれば常に笑顔。
まあ、普通の笑顔ならいいのですよ。
だけど危ない占い師というのは、私が相談している間も笑顔だし、多分足を踏まれても笑顔だと思うくらい徹底した笑顔です。
通常の人間なら、目の前の相手が落ち込んで、悩みを相談しているときには自然に顔も引き締まり、真剣な表情になります。
それは心から相手のことをわかろうと思うことで、共感するという気持ちが働くから。心理学的に見ても、相手の事を受け止めようという気持ちの表れなんですね。
しかし、詐欺占い師やインチキ占い師は常に笑顔を浮かべています。
しかも穏やかな屈託のない笑顔を浮かべて、相談者の話にいちいち相槌を打つのです。
質問者側の悩み事がそんなに深刻ではなかったり、まだ冷静に物事を分析する力が残っている状態であれば「この人、うさんくさい。」と気づくでしょう。
しかし、詐欺にあうような精神状態は、そんなことに気づけるほどの余裕はありません。
にやにや笑いも菩薩の笑みのように見え、「ああ、この人は微笑んでいる。きっと私を導いてくれる、助けてくれる。」という気持ちにさせられてしまっているのです。
騙そうと考えている占い師はそれを重々承知しています。
笑顔を向けて、相談者に付け入る隙間をじっくり値踏みしていると追っても過言ではありません。
相談を話している間、常ににこにこしている感じの占い師には注意しましよう。

チェックポイント2:好感度を上げてくる
さらに、占い師の言動にも注目してみましょう。話題のベクトルが、占いの本質よりも「あなた」に向かっていませんか。
「あなたは辛かったのね。その気持ちすごくわかるわ。私も同じようなことがあったもの。」
「あなたみたいな人、この前来たわよ。私の助言で助かったわ。」「最近こういう悩みを抱えた人よく来るのよね。でもあなたはまだ大丈夫。」
こういった会話で、あなたを喜ばせよう喜ばせようと近寄ってきます。
これはとても分かりやすい特徴なので、覚えていて損はありません。
普通の占い師のベクトルは、相談者本人よりも相談の悩みです。
ですから、相談者その者に対しては上げるような発言をしたり、褒めたり特別扱いしたりと言ったことにメリットを見出すことが出来ないのです。
しかしだまそうと思っている人間は、自分に好意を持ってくれた方がいろいろやりやすいので、あなたの好感度を上げる必要があります。
だからこそ、日常生活の会話からあなたの事を褒めたり、特別扱いしたりと、必要以上に近づいてくるのです。
そして例外なく、深刻な悩みに滅入ってる状態の人はそれを「優しさ」と勘違いしてありがたがってしまうのです。
つまり、占い師との絆が大切になってしまい、無下には扱えなくなります。いわゆる悪徳占い師にとってこのステップを踏まずして相手を騙すことが出来ません。
相談者の悲しみや弱い心を利用して、相談者の心の奥底まで自分の存在感を埋め込んで、自分の言葉に正当性を持たせ信じさせるための準備を始めるのです。
ココが第一のサインだと思って間違いありません。
チェックポイント3:真面目で純朴そう
詐欺師のように相手を騙して利益を得ようという人間は、いかにも社交的で派手な服装をしている...というイメージを持ってはいませんか?
もちろん「羽振りの良さ」が大切な営業、例えば不動産関係やお金持ちを相手にするような商売はそういった身なりの絢爛さが大切ですが、占い師の場合は「真面目で純朴そう」な人間が実際に詐欺師だったというケースが多いのです。
私が出会った詐欺占い師は服装はユニクロで、黒縁メガネ。
ちょっと生活に疲れているような風貌だけど、笑顔がとても素敵な女性でした。本当に気のよさそうな、「詐欺なんて絶対働かないようにみえる」素直で優しいおっとりとしたおばちゃんなのです。
今でも信じられませんが、私は彼女にお金をドンドン吸い上げられました。
「あなたは大丈夫。今のうちに波動修正すれば間に合う」という言葉を巧みに使って、まるで今すぐにはどう修正をすれば本当にこれ以上の損失を出さずに済むような、そんな勘違いを容易にさせてくれるような口調でした。
彼女を信じたのも、その率直で真面目な物言いと、そしてよくよく考えたら、「どこまでも私を理解してくれ、どこまでも味方でいてくれた」という側面が大きかったのでした。
否定的なことも言うけれど、最終的には「一番の理解者はこの人以外居ない」と思わせるような魅力の持ち主だったと感じます。

チェックポイント4:やたら霊のせい
「言いづらいんだけど...(宙を見据えて)あなたには霊が憑いている。先祖代々のものだけど...これが悪さをしていたんだ。」
これは私が本当に言われたセリフです。
文字に起こしてみると「怪しい」と感じるのですが、当時はとんでもなく辛い状況で、何とか救いが欲しいと右往左往して喘いでいた頃。
この言葉を受けて「やっと原因が見つかった! これで元どおり幸せになれる」なんて思ってしまったのですから、迷える子羊の痛々しさを身を持って実感します。
インチキ・詐欺占い師が霊のせいにするのは、お金を落としてもらいたいからです。
具体的な事を言ってしまうと対策を取られてしまうので、絶対に対策が取れないものであり、なおかつ自分しかあやつれず、目には見えないものである霊は、話を進めるにはかなり都合の良い存在だといえるのです。
冒頭のセリフの後、「とりあえずあなたを守るために霊を鎮める施術をします」と言われて、ヒーリングという名のマッサージを肩を中心に受けました。
するとどんどん肩が軽くなっていきます。「身体が軽くなったでしょう。今霊をちょっとだけ外したから。いつまで持つかはわからないけど……。二週間後くらいにまた来れる?」と瞬く間に次の予約。
本当に肩が軽くなった(マッサージによってね)私は、すぐに信じ込み、二週間後にノコノコとまたサロンの扉を叩くのです。
このように、ちょっとしたテクニックと霊というオカルティックなワードを交えて話をすると、相談者の心をいとも簡単に操る事ができるのです。
会話の中に「霊・悪霊」という言葉が出てきたら、注意するようにしてみてくださいね。
チェックポイント5:貯蓄、年収などを聞く。
正直、このポイントが該当すれば、怪しさ100倍。
絶対に逃げたほうがいいと言っても過言ではないほどの危険信号。絶対に気を付けないといけないサインとも言えます。
その口調は巧みで「あなたはかなり稼いでいますよね。
老後は安泰みたいだけど、なんだろう、少し影があるみたい。今、貯金はどれくらいあるの?」と具体的に不安を煽り、その不安に気を取られているうちに貯金金額を巧みに尋ねるという方法や、「貯金は500万円くらいはあるわよね?」と具体的な金額を提示した上でYESかNOで答えさせられるというハードルの低さを武器に巧みに貯蓄を聞いてくるという手法を用いている詐欺占い師もいます。
さらに注意が必要なのは「あなたは生活に余裕がある」と洗脳し、「未来を知ることでもっとお金が貯まる」という暗示をかける占い師です。
この準備をすると、後々占い師の思惑通りにお金を使わせる事ができるので、ここでいかに相談者の「お金を使うというハードルを下げるか」というのが詐欺師占い師の腕の見せ所だと言っていいでしょう。
本来、占い師が相談者の貯蓄や年収などを聞き出す事はありません。
それにメリットは全くないですし、逆に本当に見える占い師なら、金銭的に困窮しているかどうかなどというのは聞かずともわかってしまうものです。
その前に、それを聞いても占いの結果には関係ないので、「聞かない」という事が主でしょう。
そういった面から、「貯蓄・年収について話題で触れる」という兆候があれば絶対に気をつける必要があります。
気をつけていてもいつの間にか引き込まれるのが詐欺占い師の特徴ですから、相手の質問にすぐに答えずに「一度受け止めて考える」という癖をつけるようにしてみると少しは詐欺師の魔の手から逃れるチャンスが生まれるかもしれません。
POINT
インチキや詐欺を行う占い師の最終目的は「お金」です。あなたからお金を奪い取り、自分の利益にしようという考え方が先行している結果であるという事をしっかりたまに叩き込んでい置きましょう。
最後に
このポイントをしっかり頭に叩き込み、おかしいと思ったらすぐに離れることが大切です。
詐欺。インチキ占い師は払ったお金を絶対返してはくれませんから、あなたは支払う前にしっかりと考え、おかしい点がないかをよく考える必要があります。
手元にあるお金も貯蓄してあるお金も、あなたが汗水たらして頑張って働いた時間の対価。詐欺やインチキを生業にしている相手には支払わないように気を付けてくださいね。
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