心斎橋にある出店の占いの体験レポートです!
私はこれまで数年にわたって対面、電話占いを色々と試してきたのですが、今日は「史上最悪の占い師」に遭遇した時のお話をしていきたいと思います。

投稿日:2017年8月25日 更新日:
私はこれまで数年にわたって対面、電話占いを色々と試してきたのですが、今日は「史上最悪の占い師」に遭遇した時のお話をしていきたいと思います。
多少フェイクを入れていますが、なんというか、多分「新宿の母」をもじったんだろうなぁ……と安易にわかるような看板をかかげ、商店街にポツンと出店していた占い屋さん。
当時、気になった占い店舗を見つけるととりあえず飛び込んでいた私はそこそこお客さんが入っていたし、なんとなく「心斎橋の母」という名前にも惹かれて列の最後尾に並んでみました。
店主は50代くらいのおばちゃんで、紫の髪の毛に派手な指輪。今にも六甲おろしを歌い始めそうなコテコテの大阪のオバちゃんでした。なんとなく、ヒョウ柄が好きそうな感じです。
(ちょっと怪しいかな。)
案の定、外国の人が多く並んでいたので、 「THE・大阪の占い」といういで立ちがウケて、どちらかといえば、話題性だけの占い師なのかなという懸念があったのですが、ワンコインで占ってくれるという事だったので当たらなくてもいいかという軽い気持ちになり順番を待ちました。
当時、家を買おうかなと思っていたので、そういった事を占ってほしかったのと、恋愛に関して、今の彼と付き合っていても大丈夫なのかどうかという2つの事を聞こうと考え、質問内容を整理しているうちに私の順番になりました。
私の順番になり、パイプ椅子に座りました。
すると先生はいきなり手元にあったストップウォッチをポチリ。
(座った瞬間に押すの!?)
私はこの時点で若干イラってきました。
はい。こんにちは。Aっていいますよろしくね。ここは1分500円だから。10分区切りで5000円ね。ちゃっちゃと見ていくよー。心斎橋の母
(え! 1分500円!? 高!!)
看板には占い500円と書かれていて、この値段は安いと感じたから並んだのに……。きっと私と同じように感じて並んだ人も多かったはず。それなのに1分500円って、まるで詐欺……。
私は納得のいかない気持ちを抱えつつも、もうストップウォッチを押されてしまっているので、しぶしぶ占いを続行する事にしました。
(まあ、もしかしたら当たる人なのかもしれないし。)
あんた、名前は?
諦めの気持ちをかかえた私をよそに、A先生は手早く名前をたずねました。
飯田唯です。飯田唯
A先生は手元のコピー用紙にボールペンで「イイダ ユイ」と筆ペンで書き、(結構達筆でした)「はい、手を見せてー」と言うが早いか突然私の手を取りました。
(え。何を占ってほしいか聞かないの?)
突然の事に再び動転してしまいます。
当時の私は占いジプシーとして様々な占いの店をさまよい歩いており、占いに関しては結構慣れていたつもりだったのですが、対面した瞬間に残り時間をカウントする占い師に会ったのも初めてなら、相談内容を聞かずに勝手に占いを初められてしまうケースに当たったのも初めてだったので戸惑いました。
「飯田さんの運勢は、まあいい方だね。全体的に健康も問題ない。だけどね、不摂生をしていたらアンタ、死ぬわよ。」
(...なんですって?)
突然の爆弾発言
不摂生をしてたら死ぬのは当たり前だし、むしろそれは私だけではなく、今ドヤ顔で言い放ったあなたに関しても同じことを言えるのではないかと思うのですが...。
もうすでに子の占い師に絶望しか感じていなかったのですが、今更どうしようもなく、私は蚊の鳴くような声で「はあ...それは気をつけないと。」と呟いただけでした。
それからね、人に優しくすること。それは基本だわね。そうしないといい縁にも恵まれないから。
(言っていることは正しい。正しいけどなにか...違う。)
彼女がいう事は正しいのですが、私はどうも納得がいきません。
不摂生とか、人に親切とか、それって私に限らずみんなに言えることですよね。
私はついに耐え切れずに質問を投げかけました。
それて私のおばあちゃんでも言えることだと思うんですが...。
まあ待ちなさい。まだ途中だから。
A先生は私の話を遮って、またも手のひらをジッと見ました。
途中と言われるのなら仕方ないかと思い直し、私は黙って占い師の紫色の頭を注視します。
それから、アンタ、墓参りに行ってる?
墓参り?
行ってないやろ?
行ってますけど。
私は突然の質問に混乱しつつも、お盆にお墓参りをしたことを想い出して即答しました。
いつ行った?昨日行ったか?
昨日?いえ、行ってないですよ。
ほなあかんわ。毎日行かないとだめだわ。
...。
どこの世界に仕事をしながら毎日墓参りに行く人がいるんだ...。
この時に私のイライラはMAXに。しかもこの占い師の口調は当時TV番組によく出演していた細木数子が言っている言葉をニュアンスを変えて伝えているような感じで、ますますイライラしてきました。
(当たらないくせににオリジナリティもない。おまけに1分500円って...。)
あの。せっかくなんですけど、占って欲しいことがあるんで、そっちを視てもらえますか?
どうせ払うなら、中身の合う話を聞いて帰りたい。
そう思った私はA先生にそう持ちかけました。
ええよ。話してみて。
先生は快く話しを受けてくれました。
実は私、今家を買おうと思っていて...。
私は家を買おうとしている事や、彼氏の事を相談しました。時期的にどうなのか、そして、今の彼と将来を考えても良いものなのか。そういった事をわかりやすく噛み砕いて説明し終えた時、ピピっとストップウォッチが鳴りました。
はい。時間やわ。
え。でもさっきの悩みについて占ってもらってないのですけど。
でも10分やねん。後ろ見てみ?混んでるやろ?もし占なって欲しかったら最後尾についてもらわんと。
なんと、占いの続きを聞きたかったら、もう一度列に並んで5,000円を支払えと言うのです。
私は怒る気も失せて席を立ちました。
あ。飯田さん。忘れ物。
そういって占い師が手渡したのは、「イイダユイ」と筆ペンで書かれたコピー用紙。そこには・不摂生はダメ・人に優しく、といった言葉が同じくチャッチャと書かれていました。
私はその紙と引き換えに、5,000円を占い師に払ったのでした。
以上が私が体験した、史上最悪の占い師との遭遇体験です。
グダグダにならないようにタイマーを設置するのは良い事だけれど、お客が目の前に座った途端にスイッチを押したり、人の相談も聞かずに自分勝手な占いを始めるなんてとんでもない。
このような占い師に会ったのは初めてだったので、鮮明に覚えています。
どうやら大道芸人的な人だったらしく、次に同じ場所を通った時にはいらっしゃいませんでした。
そういった人にとって、私のような占いジプシーや、500円という安さに惹かれて(実際は10分で5000円でしたが…)フラフラっと行ってしまう人、また、海外から来た観光客などはまさに「カモがネギ背負ってやってくる」というものなのでしょう。
露天占いを利用するに当たって、金額の確認はもちろんの事、きちんと話を聞いてくれる人を選ぶようにしましょう。
「すぐに時間を計る占い師」なんて言語道断。
露天占いにとって行列とは客引きになりますから、あまりにも行列が長いような露天占いには「ちょっと怪しいかも」という目線で注意深く観察してみる事をお勧めします。
特に見るべきポイントは占いを受けているお客さんの表情。思い切って当たったかどうか聞いてみるのも良いかもしれません。
露天の占いは適当な人でも場所代を払えば「占い師」としての看板を上げる事ができるので、慎重に考え、入るか入らないかを決めましょう。
もし、合わない占い師や、相談をしていて不快や不満を感じたときのための記事も紹介していますのでよろしければご覧ください!
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