占い依存症の人の共通点５つ

あなたも当てはまっていませんか？実は占い依存症の可能性も！

日常生活をいとなんでいれば誰しも、占いに頼りたいという気持ちになるシーンはたくさんありますよね。
しかし、何から何まで占いに頼らないと仕方がなくなってしまったり、占い師に聞かないと何も決められなくなる、もしくは自分の決断が信じられなくなるというケースまで陥ってしまうと、それは占い好きというよりも占い依存症。

自分のお金を占いにつぎ込んでしまったり、果てには鬱にまで追い込まれてしまうという事態になり、とても危険です。
では、占い依存症になってしまう人の共通点とはどのようなものがあるのでしょうか。ご自身と当てはめてチェックしてみてください。

Point1
かつてピタリと当てる占い師に鑑定を受けたことがある

占い依存症になる人は、必ずと言っていいほど、「占い師を信じて」います。
その根拠になった体験のほとんどは「占い師が自分の悩みを聞いてくれ、さらに適切なアドバイスをくれた事」そして「その占い結果の全てがぴたりと当たった」という成功体験に裏打ちされた信頼であるケースが多いのです。

そういった経緯があるからこそ、占い師の言っている事は本当であると信じてしまい、ひどいケースだと他人がその占い師や占いの事を批判したり、否定的な態度を取るだけで怒り出すという位、占いに依存してしまう事態にまで発展してしまい、それがますます孤立してしまいまう原因になってしまう事もあります。

また、占い依存症の人は「おかかえ」といっていい程懇意にしている占い師がいるケースがとても多く、占い師も自分に依存している事に気付きながらも、止めることをせず、あの手この手で稼ごうとするため、ますます依存者は悪循環に巻き込まれてしまうのです。

あなたは「占い」をどれだけ信じていますか？人生の指針になる程の力があるように感じられたり、また、先生の言っている事は、自分を含めた他のどんな人間よりも信頼できると感じてはいませんか？

そういった要素が高い場合、すでにあなたの中には「困った時の占い師」という法則が成立してしまっている可能性が高く、うっかりすると依存という落とし穴にハマってしまう可能性がなきにしもあらずなので注意が必要です。

Point2
自分の私生活を脅かすような大きな「悩み」がある

占い依存症の人のほとんどは自分の生活を脅かしてしまうくらい大きな「悩み」があります。人は誰でも長い人生、いくら心が強い人でも、「誰かに支えてもらいたい」「支えてもらわないと倒れてしまう」という状況に一度は陥ってしまうもの。

多くの人はそういう時こそ周りに相談したり、親しい人に協力してもらったりしながらそのピンチを乗り越えますよね。
しかし依存症になる人は、そういった時に自分の周りに助けてくれるような人がいなかったり、また助けを請う事ができなかったり、という過酷な環境に居る人が非常に多いのです。

特に道ならぬ恋に悩んでいる人は特に「他人に言ってはいけない」という思いからますます苦しさを抱え込む事になってしまいます。
そうなるととたんに自分が頼りなく感じて誰かに全てを委ねたくなるという症状が出てきてしまうという傾向が見え始めるのです。
その場合、自分を苦しめ、無力感に陥る事で心の病を併発してしまう人がいる一方で、Point１でご紹介した「占いで世界が変わった」という経験をしていた人は、まっさきに占いに頼ってしまうという事態を引き起こしてしまいます。

すでに占い師に信頼を置いている人の場合はしばしば占い師の言葉を妄信的に信じるようになり、いつしか占い師の口車にのせられて依存的な生活を送るようになってしまうというケースがとても多いのが実態です。

Point3
向上心が高い

占いにハマる人、依存症になってしまう人は向上心が高いという一面があります。上を目指し、完璧を求め、理想的な人生を送りたいという希望が強いがために、失敗や間違いを可能な限り避け、そして人より劣るという事を何よりも嫌い努力するという、素晴らしい素質がある人がほとんどです。

だからこそ、まるで石橋を叩くかのように事あるごとに占いで未来を見てもらったり、自分の選択が必ず「正解」である確証を得なければ行動できないという特徴が見え隠れするシーンが目立ちます。少し臆病で慎重なところがあるのが災いして、自信をなくすと、途端に占いに依存してしまうというのがこのタイプの特長。

実は会社の社長さんや、芸能人など芯が強く一人で立っているような人に「占い依存症」の人は多いのですよ。
以前オセロの中島さんも、占い師に依存していて大変な騒ぎになっていましたよね。ああいった「サバサバしてそう」な人ほど、依存してしまうという傾向があるようです。
向上心が高く、より高いレベルのものを求めてしまうがために、自分に対する評価も厳しく、うまくいっていない時は本当に自信がなくなってしまうのですね。そういった時に占いにハマるとちょっとやそっとでは抜け出す事ができない位ハマりこんでしまうケースが多いのです。

Point4
控えめで溜め込むタイプ（いいひと）

人の気持ちを考えすぎて、なかなか相手に言えないという性質の人も占いに依存してしまいがちです。

自分が話したいのに話せないばかりか、「こんな愚痴を聞かせたら相手もしんどくなるだろうな」という心配が先行して、なかなか自分の思ったままを言えなかったり、ありのままの自分を表現できずに偽ってしまうという人…あなたにも心当たりはありませんか？

こういう優しい人にとって、自分の話を丁寧に聞いてくれる占い師の存在はまるで腹心の親友に似た心地よい存在になります。いつも「理解者がいない」と思って生活しているので自分の過去や考えている事を、するする言い当ててくれる占い師と対峙する時は、まるで本当の自分を認めてもらっているような不思議な肯定感に満たされてしまうのです。

普段言えない「あの人の事が嫌い」「本当にうっとおしい」というマイナスの言葉だって、自分を知ってくれている存在である占い師には言う事ができます。そして占い師はまずお客様の言葉を否定する事はありません。

溜め込むタイプの人にとって「全てを受け入れてくれる人」というのは貴重で、ありのままの自分を肯定してくれるという、ただそれだけの事で、占い師を自分の懐に入れてしまうのです。

このタイプが危険なのは「いい人」であるという性質。本来は長所と言える部分なのですが、占い依存に陥ってしまっている場合は良い傾向ではありません。
全幅の信頼をおく占い師を無条件に信じるだけでなく、占い師が困っていたり、「これは必ず買っておきなさい」と進められるものに対しては、拒否するという考えが浮かばなくなってしまうという危険な事態に陥る事も。

ある種の洗脳のようですが、人を大切に考えるこのタイプは「自分よりも相手を優先」してしまう癖があり、根が素直なので何をおいても信じてしまうので、悪徳占い師に目をつけられると全てを吸い尽くされてしまう格好のターゲットにされてしまうのです。

Point5
お金が有り余っている

占い師に相談するという事には多少なりともお金がかかります。占い費用は１回3千円など微々たるものであっても、それを10回20回繰り返すと3万円〜6万円に膨れ上がりますし、波動修正や前世鑑定などといったオプションになるともっと大きなまとまったお金を請求される事も。

そこに霊感のお札や壺などを購入するように迫られてしまうと十万単位のお金を支払う事になって、気がつけば占いにかけた総額が300万円を超えていた…なんて事も！
...はい、私です。

このように、占いをするにはお金がかかります。私も水商売で稼いでいた当初は金銭感覚が甘く、「占いにかけた総額」に目がいかなかったという一面がありました。
これと同じで占い師の口車に乗ってしまうと、ありとあらゆる出費がかさみ、そのお金を払った分だけの価値を占い師に求めてしまうために辞められなくなるという依存状態におちいってしまうんですね。

そもそもお金がないという人は「占いなんて無駄遣いだ」と手を出しませんし、毎日収支の計算を欠かさないでしょうから、「ここまで使ったから今月はもう終わり」と計画的に占いを利用する事ができます。
そうなると依存状態には陥る心配がありません。

しかし、自由になるお金がある程度あるという人は、自分で管理していないと大変な金額まで膨れ上がるという危険があるので注意が必要です。
もし、占いにかけた金額が全く把握できていないという人がいらっしゃったら、一度計算してみる事をおすすめします。

人は皆、自分の常識に従って生きています。

しかしある人からみればそれは「非常識」であったり、「無駄」に見えたりしますよね。しかし、周りから注意されなければ、自分の常識に従った行動をなかなかおかしいと思う事はできません。
占い依存症になっている人の大部分は、自分の行動がおかしい、危険を伴っている、という事に気づいていない事がほとんどなのです。

かくいう私も以前は占いジプシーという名の依存症でした。私も例によって周りに「占い師に相談するとか、お金の無駄」「そんな占い師の顔色ばかり伺わないで自分らしく生きなよ」と周囲に注意されていました。
しかし、当時の私にとっては余計なお世話。懇意にしている占い師の悪口をいわれれば烈火のごとく怒り出し、「先生の事何も知らないのに詐欺師なんていわないで！」と取り乱していたものです。ここで挙げた依存症になる人の典型というような状態ですね。

しかし、そんなに信じた占い師でしたが、実際のところは詐欺師でした。つまり周りの人の意見が正しかったのです。これに気づくまで私は年間ゆうに３００万円を超えるお金を占い師につぎ込んでしまっていたのです。
私が依存に気づいたのは「合計金額の把握と、スケジュール帳に記録する」という行動を始めてから。

無意識に占いを利用していた当時はどれだけ占いにお金を使っても「未来への投資」「自分磨き」という名目で全く金額や回数を気にしていなかったのですが、ノートにつける事によって、自分が一ヶ月の間にどれだけ占いを利用しているのかがわかり、初めて俯瞰してみる事ができました。
参考までに当時の記録を呼び起こしてみると、占いを使った日をスケジュール帳に書き起こすと、必ず一日に一回電話なり対面なりをしていて、なおかつ一日一万三千円程度使っていた事が発覚したのです。

よくダイエット方法でもありますよね、「自分が食べた食品を書いて、あとで読み返すだけの簡単なダイエット」。こういったやり方をまとめた書籍も発売されましたが、あれは「現実」に向き合うという重要な意味合いを持っているセッションなんだなと思います。
それと一緒で、もしあなたが依存から抜け出したいと思っているのであれば、まず、どれだけ使ったかを把握する事が何よりも大切。

世界を見渡してみても「何をやってもダメ。人間的に欠点ばかり」という人は誰ひとりとして存在しません。何かしら良い行いをしたり、綺麗な心がどこかに残っているはずなのです。ですからあなたが自分を価値がないと責める事は間違っているのではないでしょうか。
悪い事があれば良い事があるという日常のリズムの中で、たまに占い師に客観的に見てもらう事ももちろん良い事ではあるのですが、頼みすぎは身体に毒です。良いお薬は用法用量を正しく守ることで初めて効果が発揮されるのですから。