占い師もスピリチュアルなグッズもインスピレーションが大事!
占いをしていると、お札やパワーストーンを一緒に売っている店舗型の占い店をたまに見かける事がありませんか?
あれって、効果あるのかな? と思っても、結構値段が張るので、買おうかどうかすごく迷いますよね。
でも、ちょっと積極的な占い師だったらわざわざ購入を勧めてきたりして、困る事もあります。
実際にこういった物販を勧めてくる占い師は詐欺占い師なのでしょうか。また、占いの館で買うパワーストーンは、一般のお店で買うものとどう違うのでしょうか。
「気になっていたけど聞けなかった」物販占い師の実態に迫ります!
占いはスピチュアルなジャンルです。
占いがすきな人は「パワーストーン」に興味がある人もかなり多いのが特徴です。
もちろんパワーストーンだけではなく、おまじないなど、様々なスピリチュアルなものに興味を抱いている人が多いことでしょう。
こう考えると、「占い師がパワーストーンなど物販をする理由」が分かりますよね。
それはただ一つ、「売れるから」です。
いわばスーパーのサンマコーナーのところに大根が置かれていうのと同じ理論。
興味がある人はついでに買っていくのです。
ですからパワーストーンを売っている占い師は、特に怪しいことはなく、本当にもののついでで売っているという、ただそれだけだと思っていいでしょう。
ひとえに「念」を込めてあるかどうか。そこに価値があるのです。
実際の仕入れ価格は他の一般店舗と同じです。しかし、そこに念を入れたりだとか、加工をしたりだとか、そしてオーダーに合わせて石を組み合わせたりといった料金によって金額は大きくかわるのです。
パワーストーンは「力」を吸収してくれる効果があるので、本当に力のある占い師であれば、そのパワーを宿す事ができるので、本物の先生のブレスは本当に効果があります。
だからあんなに高いという訳なのですね。しかし、そう考えると本当に能力がない占い師が念を込めたものは、他の店舗で買うのと品質的にはさして変わりなく、逆に高いだけ損かもしれません。
占店舗で買うときは、「この先生は信頼できる」と確信してからがオススメ。雰囲気で買ってしまうと損をしてしまいます。
また、念を込めたパワーストーンは、その人のオーラをまとったものを身につけるという事です。先生の事や人間性をよく知らないのに、そんな人の気が入ったパワーストーンを持っていても仕方がないですよね。
石にも相性があるように、気にも相性があるのです。
まず、悪い結果で不安を揺さぶり、そしてその後に「このブレスレッドをつけると幸せになる」「邪気を払う事ができる」などといった文句を巧みに操り、不安を感じる心をさらに孤独にさせ、そこに救いの手をチラつかせるような上手な話術を使うのです。
いつの間にか「これくらいの値段で幸せになれるならいいのかな」という気持ちになるのが不思議です。(私は10万円のブレスレットと置物を買っちゃいました笑)
特に巧みな占い師は、何回か通った後に徐々に進めてきたり、「貸してあげるからちょっと効果をみてみて」と気軽にレンタルしたりして、その気にさせます。
ブレスレットをしている時に彼からの電話が来たり、恋がうまく行く兆候を感じたりすると、それだけでもう販促効果になるので不思議ですよね。
本当に欲しいと思った時は必ずお財布と相談してみる事をご提案します。一度冷静になって、それでも欲しいと思ったら買ってみる事です。
「今買わなきゃダメ」「恐ろしい事になるから早くしなさい」などといった、脅し文句を使う人は気をつけましょう。人生に、「今すぐに買わないと不幸になるラッキーアイテム」なんてありません。
占いジプシー時代。
私もこの手の霊感商法にはよく手を出しました。というのも、その頃若かったというのもありますが、お金を稼ぐ事が楽しくて仕方がなかった時期があり、貯金もたくさんあったし、「いいと思うものは買っておこう」という精神があったんですね。
だからよさそうだと思ったものには手を出して、価格帯がおかしいなと感じるものであっても口のうまい占い師の言葉に踊らされてウキウキしながら買ったりしていたんです。
そのほとんどはゴミでしたが、その中に一つだけ、私の命を守ってくれたブレスレットがありました。
それは、街でやっていた占いの出店で偶然占ってもらった女性占い師から買った水晶のブレスでした。
その占い師は「普段はこういうものを売ったりしないんだけど」と言いながら、そっとカバンから出してくれたのです。
当時の私は恋愛で相当傷ついていて、その占い師曰く「よくないものがついている」との事でしたから、「あなたを守ってくれると思う」という言葉に誘われて、2万円くらいの水晶のブレスを買いました。
占い師の言葉に魅了されたというのもありますが、一目見ただけでとても気に入ったというのが私の本音でした。
こうやって手にいれたブレスはいつも私の右腕にあって、仕事の時もプライベートの時間も、いつも一緒。気がつけばお風呂以外は一度も外さないという状態になっていたのです。
私のブレスはとてもお気に入りの品でした。
ある日、私は仕事の関係の人(男性)の車の助手席に座って、外を眺めていました。雨の日の高速。予想外に混んでいて、仕事の打ち合わせにギリギリの時間となった私たちは、大阪の街並みが見えるちょっと都会的な場所をとにかく急いでひた走っていたのです。
その時、運転していた男性が「あ!」と声をあげました。その声はとても焦っていて、一瞬で緊急事態だとわかったほど。車内が一気に緊迫感につつまれます。
私があわてて前方をみると、前の車は停止した状態。
かなりの渋滞が起きたようなのですが、カーブだったので見えづらかったのです。私たちの車は速度が早かったためか、気づく頃にはもうぶつかってしまうくらいの距離感でした。
響くブレーキ音。急激にゆっくりになる視界。「もうだめだ」と思いました。
しかし、予期していた衝撃は私を襲う事がありませんでした。
車が止まったのです。まさに紙一枚。前の車のバンパーとぶつかる一歩手前でした。(え。助かった?)
運転席の男性も、顔面蒼白で荒い息をしていました。信じられない幸運を噛みしめる間も無く、私は腕に違和感を感じます。
(あれ? どこもぶつけていないのに)
そう思って何気なく目をやると、腕につけていた水晶が粉々に割れ、その破片が肌を刺している光景が目に入ってきました。
そこからいく筋もの赤いすじ。バラバラになった水晶のかけらが、腕をえぐっていたのです。
(どうして?)
恐怖を感じるよりも、驚きでいっぱいでした。
しかし、「あなたを守ってくれると思う」と言っていた占い師の言葉を思い出した時、自然と「ありがとう」という言葉が口をつきました。
「なんともなかったからよかったじゃん。ブレスをつけていてもつけていなくても結局助かったんだよ」
この話をするとよくこういった事を言われます。しかし、偶然の幸運という話で片付けてしまうと、はなぜ水晶が割れたのか、そのあたりが説明できなくなってしまうのです。
もちろん、ブレスの老朽化や、私が無意識のうちにどこかにぶつけて割れてしまったという事もあるかもしれませんが……。それでも私は、この事件を思い返す時「水晶が守ってくれた」と感じています。
ですから、「本当に当たる占い師」が売っているブレスや、ブレス自体に「素敵」「欲しい」と思えるような、ピンとくるインスピレーションが生まれるのであればぜひ、購入してみてくださいね。^^