こんにちは。一二三です。一二三先生
はじめまして。桜花と申します。 桜花さん
お電話ありがとうございます。私は霊感を使って占いをしていきますが、そういう形でも大丈夫でしょうか?
あ。はい。あの、霊感ってどんな感じなのですか?
どんなというのは...。
あの。どういうものが視えるのかなって...。未来とか過去とか、そういう形ですか?
そうですね。未来も過去も視えます。そして相談者様の心の状態や、例えば好きな人の今の心理状態とかね、そういったものが視えますよ。
あの、赤ちゃんとかは、どうですか?
私、赤ちゃんが欲しくて。赤ちゃんが私のおなかにおりてきてくれるか、見てほしいのですが...。
あ。そういう事だったんですね。大丈夫です。未来の命の事もしっかり視ることが出来ますよ。ご安心くださいね。
そうなんですね。ありがとうございます。
先生、実は私、妊活をしていて。子供がなかなか授からないんです。
なるほど。それではまず生年月日をいただけますか?しっかり視ながら聞いていくわね。
昭和○○年7月12日です。
今、妊活は何年目になるのかしら。病院に行っているの?
3年目...なんです。病院にも通ってて。彼と結婚したのが私が20歳の時。それから22歳から妊活を始めました。
なるほどね。旦那さんはいくつかしら?
はい。彼は今30歳です。
まだまだ若いわね。
はい。先生の検査によると、製紙には問題がないみたいなので、やっぱり原因は私かなって...。
私、子供大好きなんです。自分が父子家庭だったというのもあって、家族にすごくあこがれがあったんです。...今もですけど。
なるほどね。そうよね。
22歳の時...これは妊活を始めた時なんですけど、子供なんてすぐにできるだろうってすごい楽に考えていて。だけど1年、また1年と時間が過ぎていくたびに私はどんどん追い詰められていきました。もちろんできる限りの努力をして、漢方やサプリとか、いろいろ試しました。
はい。
でも、授からなかったんです。タイミング法ではダメだったので、人工授精や体外受精も...いろいろ試しました。でも...その度に期待が裏切られてしまって、気づいたら不妊治療代がかなり高くなっていて...。
なるほどね。
ダメだって知らされるたびに、生理が来るたびに身体が引き裂かれそうで!もう、子供が出来ないんじゃないかって、すごく怖いんです。
ええ...。
周りもどんどん子供が出来ていきます。私の苦しみなんて知らずに『子供は親を選んでおりてくるのよ』なんていう友達もいる始末で...。悪気がないってわかっているけど、どうしても辛くて、悲しくて。じゃあ私は選ばれないのかなってしんどくなってしまって。
辛いわね。
私、子供を諦めた方がいいんでしょうか...。今さっきも彼と喧嘩をして...。
喧嘩したんですね。旦那さんと。
はい。不妊治療のお金が高いから、もう諦めて家でも買おうって言われました。二人で一緒に暮らすだけでも幸せじゃないかって。...子供がいるいないに関わらず、僕らは家族なんだからって。でも...私はそんなんじゃなくってっ...!
桜花さん、...大丈夫?
はい、なんか、もう分からなくなりました。彼の気持ちも、私の気持ちも。でも、子供は欲しいんです。
分かりました。辛いのに話してくれてありがとう。未来を視ていくわね。
まず、子供ができるかどうかだけど、大丈夫安心して。できますよ。
...っ!本当ですか!それはいつですか...!
そうね...いつ...となるともう少し時間がかかりそう。あと1年~2年は待った方が良い。
そんなに...。
まず、なぜ妊娠しないのか。それはね、今桜花さんの体がその受入準備が整っていないことが原因の一つとしてあるのかなって感じですね。
私の?いったいどこがダメなんでしょうか?どうしたらいいんでしょうか...!
大丈夫。今から説明していくわね。
はい。
まず、今の桜花さんはすごくストレスがかかっている状態。例えば、想像してみて。大きな花瓶があります。そこに桃を一つ入れようと思っても、花瓶の中にたくさんモノが入っていたり、入れる隙間がないくらいに土が入っていたら桃は入るかしら?
いえ...ダメだと思います。
そうよね。桜花さんが農園の主だと思ってみてください。丹精込めて作った桃を、ぎゅうぎゅうの花瓶に入れるか、それとも何も入っていない花瓶に入れるか...。
綺麗な方にいれますね...。
そう。例えが分かりにくいかもしれないけど、桜花さんは今、いろいろ抱えるものが多すぎてキャパシティーがいっぱいいっぱいになっていると思うの。そこに赤ちゃんができても、きっともっともっと抱えているものが増えてしんどくなるはず。そういった事から、今は花瓶の中身をストレスを減らす努力をしなければなりません。
そうかもしれません...。
さっき話に出ていた友達も、そして旦那様も、桜花さんの事を大切に想っているの。その気持ちを伝わらないくらいに、桜花さんは疲れている...。自分では気づけない部分だけど、心が悲鳴を上げているのね。その気持ちが今すごく伝わってくるの。
先生...。私、本当はしんどいです。
自分に辛いっていう事を禁止にしてきたでしょう?いつでも頑張らないとって。やりきらないと次は無いぞって、そうやって追い立ててきたから、気持ちがへとへとに疲れているのが伝わる。
はい。その通りです。
それで、それでね。旦那さんはね、あなたの事をすごく愛しています。子供が出来ないのも、自分のせいだって責めている。王冠さんの事が好きだから、桜花さんが苦しんでいる姿が良くわかるし、それを救えないという事にも罪悪感を持っているみたい。
そうなんですか?
ええ。彼にはバレていますよ。桜花さんの強がり。
先生、どうしてその言葉っ...!実は彼が私に対して「強がりを言うな」とか「桜花は強がりばっかりなんだから」とか、よく言うんです!
そうなんですね、今のは彼の心の中にあったメッセージを言葉にしただけですよ。
まず、仕事をセーブしてゆっくりすることです。
でも、仕事をやめるという事は出来なくて...。
そうね、やめなくても大丈夫。やっぱり今の時代は女性でも働き口が必要。だけどね、あなたが今受けているストレスはかなりのもの。それこそほかが入る余地がないくらいにぎゅうぎゅうに縛られてしまっています。
ああ、確かに忙しいかも。
3ヶ月。それが無理なら、1ヶ月だけでも、ゆっくりと休養する時間が桜花さんには必要ね。
ゆっくりするといっても、何もしないわけじゃないわ。野菜食べたりちょっと凝った料理を作って振る舞ったり、桜花さんが楽しいと思えるような事、そして笑顔になれるようなことをしてみてくださいね。
え、そんな簡単なことでいいんですか?
はい。最近あまり笑っていないでしょう?子供は笑顔の多い所に降りてきます。ママを喜ばせたいからね。今の状況ではあなたはやっきになっているだけだから、赤ちゃんを受け入れるというよりも、叫んで呼んでいる状態。これでは赤ちゃんも怖がってしまいますよ?
だから、笑顔になるために休むことが必要なの。
...笑顔に。
そう。そうすることで、桜花さんだけじゃなくて、旦那さんもゆったりした気持ちになれるわ。
先生、彼は私の事を大切に思っていてくれてたんですね...。
彼はちょっと不器用な性格ね。いえ、優しすぎるのかしら。
あ、はい。そうなんです...。優しすぎて...ふふ、そうかも。頼りないんです。
相性はすごくいいわね。彼、あなたの事を心配している。今だって...。
あ、先生。今、彼が来てくれました...。
そのようですね。きっと大丈夫ですから。まずは自分のコンディションを整えてみて。諦めちゃだめよ。ゆっくりゆっくり、ね?
...はい!ありがとうございました。
はい、それでは失礼いたします。