口コミだけを信じないで!インチキ占い師体験談!
先日電話占いを体験したのですが、タチの悪い叱咤激励型の占い師に出会ってしまいました。
電話占いは丁寧で親しみやすい占い師が主流です。
しかしほぼ毎日電話占いをしていると叱咤激励タイプの占い師にちょこちょこ遭遇してしまいます。
もちろん中にはいい先生もいるのですが、今回は偽霊感を使った支離滅裂な鑑定に遭遇してしまったので、こういう手口があるという事をお伝えできればなと思います。^^;
※一瞬迷ったのですが、占い師の名前は晒さない形でレポートしていきます。
ですがヒントはガンガン出しますので、「わかった!」という読者様はひっそりとほくそ笑んでくださいませ。笑
最近なんとなく体調が優れず、ぼんやりとしたり胃痛に苦しんだりとすっきりしません。
さらにプライベートでも出来上がるはずのチラシに大きなミスが発覚して納品が伸びたり、友人の会社が倒産し友人と縁が切れてしまったりと、「すごくグラグラしている」と感じることが多くなりました。
プライベートでも占い大好きの私なのですが、ある日ふと占い師さんから「厄年」であることを告げられて驚愕。「厄年のせいか」と思いお祓いに行こうとにも仕事で動けずという毎日を過ごしていました。
そんなときふと、「霊能者に遠隔でお祓いをしてもらったらどうだろう」という気持ちになりました。
まあ霊能者でなくても、今の私の状況を占ってくれるような人がいるかも。対処法とかも教えてもらいたいし...。
そんなことを思いながらネットを巡り、見つけたのが一つの電話サイト。
比較的「霊能者」が在籍しているサイトづくりで透視や霊視を得意とする先生がたくさんいるという点がウリのサイトでした。
(ちょっとおどろおどろしい演出をしている所が特徴。)
電話占いの価格もそうですが、メール占いの価格が驚愕の値段を提示しているサイトでした。
まず、どんな人が待機しているのかを吟味したところ、一人の占い師さんが目に留まります、
その人は50代ぐらいの女性で、まあまあのどっしりとした貫禄のあるおばちゃん先生でした。得意分野に霊感、透視、前世とあり、一言メモには臨死体験から霊力を授かったとありました。
そのあとお不動さんに入り、修行をしたのち、占い師への道にたどり着いたというのです。
そして「普段は自宅で占いをしている」との文字が。
私はそれに引き寄せられるかのように、先生に鑑定を依頼していました。
正直、自宅でこっそり知る人ぞ知るというフレーズに弱い自覚はあります。笑
幸いなことに、順番待ちはなくすぐに相談することが出来ました。
厄払いや祈祷も遠隔で出来るという話だったので、必要があれば厄払いもしてもらおうと考えていました。
今思うとそんな罰当たりな考えを持ったのがダメだったのかもしれません。笑
まさかこの一本の電話であれほどまでに心身ともに衰弱するとは思ってもみなかったです。
占い開始までの手続きはスムーズに終わり、やっと待っていた霊能者の先生と電話がつながりました。
氏名を出すのははばかられるので、R美さんとしておきます。
はい、R美です。R美先生
はじめまして。飯田唯です。飯田唯
唯さんね、今日はどうしたの?
最近あまりいいことがないので、どうしたものかと視てもらいたくて...。
そりゃあんた、苦労していきてんだ。しんどいのはあんただけじゃないよ、なに言ってんだ。
いきなりお説教をされてしまいました。
はぁ、まあそうなんですけど...。
人生はいつだってそう。楽ありゃ苦があるんだ。
でもね、苦労しないと道は開けないよ。
聞いてもらえないんですか?
何を?
悩み。
こういった説教系の占い師さんには、まずこちらの話を聞く気持ちがあるのかを確認するのが有効です。
高いお金を支払っているのですし、悩みを聞く気がない上に偉そうに踏ん反り返って気持ち良くなられても困りますからね。
先生はやっと聞く体制に。
手強い人や引き伸ばしの人はこれくらいでは引かないパターンが多いので、ちょっとホッとしたのは内緒です。
でも、かなり横柄...。
まあまだ1分も経ってないし、前のお客さんで疲れていたのかもしれないし、と気を取り直して私は相談内容を話しました。
最近体調も悪いし、周りに不幸が起きすぎて。何かがおかしいんです。
何があったの。
えっと、なんか胃が痛いですし、頭痛や吐き気も。あと友達と些細なことで縁が切れたり、と。
ふーん、なるほどね。あんた、生年月日は?
●月×日です。厄年なんですけどね。
あー、なるほどねー、ちょっと待ってねー。
受話器の向こうでなにかゴソゴソしている音が聞こえます。
1分経ち、1分30秒経ち、...いやいやおかしい。
聞こえてた!
え?結構時間経ってますけれども、結果まだですか?そんなに難しいんですか?
今やってるとこでしょ?あと少しだから待ってくださいよ。
途中で声をかけられたら集中できない。まったくくうるさいんだから...。
...うるさいって言われた?
最後に方はブツクサと言っていましたが、私は地獄耳なので良く聞こえました。
次に、パソコンでキーボードを打つ音が。(しかもかなりゆっくりな一本指打法です。)
(あれ?もしかしてこの先生、調べながらやってる?)
私の胸に一抹の不安が顔を覗かせましたが、無理やり気づかないフリで待ちました。
先生が戻ってきたのは2分ほど経ってから。
合計3分30秒待った計算に。
1分300円近いので、待ち時間に1,000円近く取られてしまうんですよね!
電話を切ってやろうかと思ったのですが、一応我慢しました。
言ったよ!!!!
イラっとしました。
私、冒頭で厄年って言ったんですよね。
ちゃんと録音にも残っているので確か。
え。もしかして今それを調べてたんですか?
厄年も含めてあんたの性質を調べてみないとダメだから。
霊感は使ってもらえないんですか?
使ってるよ、霊感。
そ、そうですか...。
言いたいことは半分も言えませんでした。
うーん、空亡に入ってるからね、あまり上手くいかない時期にはあるみたいです。
身体が重かったりしびれたりもするんです。何か悪いものが憑いてたりしませんか?
します。憑いているよ、あんたの腰にしがみついてる。
ん?
なんだかあっさりと霊的なものが憑りついている話に。
生き霊だな。今、祓ってあげるから楽にしてごらん。
え?...はい。
深呼吸して。...ェエエエイッ!!!
ものすごい気合い。
この人、私が受話機に耳当ててるの忘れてる。絶対。
突然張り上げられる大声に驚き、全身から汗が吹き出します。
ドキドキと鼓動が警鐘を鳴らしていました...。
驚きすぎてなんも分からへんわ!!
とっさに返事を返せないほどビビった私。
その様子になぜか得意げな占い師。
女のね、生き霊が憑いていたんだよ、あんたの知り合いのようですけどね...心当たりある?
あー、どうかな、まあ営業職なので恨まれたり嫌われたりっていうのはしょっちゅうかも...。
そうだね。
「そうだね」って...。
ここ肯定して良い所?
かなり不快です。
あの、それって私が恨まれているっていう事ですか?
かなり強い怒りを感じる...。
誰なんですか?私をそこまで呪ってる人って...。
...。
生き霊になって私に憑りつくほどなんですよね?そこまでして執着するなら、私も相手のこと知ってるはずですし。誰ですか?
それは言えないよ。
え。なんで?
プライバシーがあるし。
『プライバシー!!!』
先生の言葉は私の予想の遥か上空から滑空してきました。
え、生き霊にプライバシーがあるんですか?
まあ、一応は。
わからないんですか?
何が?
誰だかわからないんですかって聞いているんです。
分かりますよ。言えないだけ。
そんな一休さんのような答えを私は求めているわけじゃありません。
本人には言いませんから誰だか言うてください。気持ち悪くて...。
恋愛関係で揉めた人やけど。
友達と?どう揉めるの?
例えば、友達の彼氏を奪ったとかね。あんたさんは家庭愛に飢えている方なので不倫や横取りをする恋愛傾向がある。
なんかもう、怒りが爆発しそうでした。
適当なことを言わないでください。私は友達の彼氏に手を出したことはありません!
じゃあそこに憑いてる女は誰なんだ。
だからそれが誰かって聞いているんでしょ?
なんかね、あなたさっきから何を言ってるのかよくわからないよ?
とんでもないことに、私が悪いように話が流れが変わっていきました。
いやだから、あなたが誰が憑いてるか教えてくれないからですよね?
だから、話せないの!
え、これ私が悪いの?
いや、まったく悪くない。
だいたいね、あんたは頑固すぎるんだよ、だから男と続かない。
《 ブチッ 》
イライラしたので、こちらから電話を切りました。
こんなに不愉快な会話に1分300円なんて支払ってられません。
すると...。
《 プルルップルルッ 》
電話が鳴りました。相手はもちろんあの占い師からです。
は?
途中で切れちゃったんですが...。
切ったんです。
《 ブチッ。 》
これで今度こそ電話は無言に...。
本当に最低でした。
身体の不調も別に変らないし、気分もますますイライラしてきてしまって。
後日、13分ぶんの鑑定料3,900円がカードから引き落とされていてさらに落ち込み...。
こんなんだったら洋服買えたし、ちょっとリッチなディナーを楽しめたのに...。
初めに違和感を感じた時すぐに電話を切るべきでした。後悔先に立たずでした。
実はこのR美先生、口コミではとても良い評価だったんです。
などなど、褒める言葉が並んでいます。
しかし、落ち着いて全部の口コミを見てみるといい口コミしか載せられていないことが分かりました。
しかもその中には「叱咤激励」という言葉が入っている口コミも多数。
つまり、先生は相手を叱ったり恫喝することで自分に従わせ、だんだんと洗脳していくといったスタイルを貫いているようです。
気が弱い人や、相手にズバッと言い切って欲しいというタイプの人はたまにこういった叱咤激励タイプの占い師に傷つけられたり、間違った方向に誘導されたりしてしまいます。
クラスやグループにいるようなボスキャラがこういった占い師のイメージです。
「黙って従わないと痛い目に遭うわよ。」と脅し、失敗すれば「ほらいわんこっちゃない」とあたかも全て分かってたかのように支配するのです。
毒親によくいるパターンですよね。
悩むのに疲れてしまった人や自分で考えるより人に従って安全な道を歩きたいという人の、そしてなにより毒親に育てられてしまったという人は、しばしばこのような叱咤激励タイプに引きずられてしまう事があります。
人が心地よいと思う場所や人のタイプは全て自分が慣れ親しんだものとして共通しているのかもしれませんね。
POINT
自分はちょっと押しが弱いかも、と感じている方は特にこの叱咤激励タイプの占い師には注意してくださいね。
電話占いを安全に利用するために悪徳電話占いの見極め方の記事もございますので、電話占いを利用するにあたって一度目を通して頂けたら後悔することは事前に防げるかと思います!
お時間あるときにぜひご覧ください!
悪徳電話占い会社の見極め方