インチキ占い師は小手先で心理を操作！ラベリングで会話を自由自在！

「あなたって何やってもダメなんだから。」
小さい頃から親にそう言われてきた人は、何につけても自信が持てなくなってしまうといいます。

実はこれ、ラベリングといって、社会学者のハワード・ベッカーが提唱した心理学理論の一つ。

インチキ占い師が相談者を思った方向に導く（誘導という意味で）技術として浸透しています。
もしかしたら「占い師から言われたことある！」と心当たりがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
早速見ていきましょう！

ラベリングとは、社会学者のハワード・ベッカーが提唱した心理学の理論です。
「この人は●●だ」と決めつけて考えてしまう心理をラベリングと呼びます。

などなど...。
あなたも無意識に他人に対して「こんな人だ」と決めつけてしまっている部分、ありませんか？

このように人は皆、無意識に「ラベリング」をしてしまっています。
そして日々、自分が付けたラベリングの根拠をついつい探してしまうものなのです。
このラベリングというのは先入観となってしまい、あまりに極端だと誤解のもとになってしまう欠点があります。

「私は人見知りだから」「どうせ男運が悪いんだから」そんなラベルを自分自身に貼ってしまってはいませんか？

自分が人見知りだというラベルを自分に貼ってしまうと、途端に対人関係に自信を持てなくなってしまいます。
また、自分は男運が悪いというラベルを貼ってしまうと「どうせ男運が無いし仕方ない」と自分を納得させてしまう事になり、幸せな恋愛を掴めなくなってしまうのです。

どうせ自分に貼るなら、悪いラベルより良いラベルを貼った方が得ですね。

人は貼られたラベル通りの動きをしてしまうという習性があります。
例えば、「あなたは優しい人ですね」と言ってくれた人には、なんとなく優しい自分で接してしまうという事、ありませんか？

人は無意識に貼られたラベル通りに動いてしまう習性があります。
「褒めて育てろ」と育児書に書いてあるのはこの理論があるから」
「何をやっても上手だね」と言われて育つと、「自分は何でもできる」という自信を持った子供に育ちやすくなると言われています。

苦手だなという人に「怖い人」「喋りたくない人」というラベルを貼るよりも、
「本当は優しい人」というラベルを貼った方が、あなたの態度が柔らかくなり相手と接するのが好きになります。
その結果、相手にその気持ちが伝わって、相手もこちらに優しく接してくれるようになるのです。

「人は自分の鏡」という言葉があるように、ラベリングを上手く使うと人を操作することが出来るのです。

占い師はこういったラベリングの心理を上手く使い、相談者を操っています。

【方法1】自分をラベリングして相談者の気持ちを思うように操る

「いつもは予約が取れないの。あなたはラッキーよ。」
「私は皆から頼られているわ」
「この私がついているんだから安心しなさい」

こういった言葉を耳にしたことはありませんか？
これは、占い師が自分の印象をプロデュースるための話術です。

「この人、なんかすごそう。私の悩みも解決してくれるかも。」

そう思わせて期待値を上げると、全面的に信頼してもらうまでの時間がかなり短くなるという事を、占い師は知っているのです。

【方法2】相手のラベルを見抜き、それに沿ったアドバイスをする

慣れてくると、相談者が自分自身にどんなラベルを貼っているのかが分かるようになります。

など会話の中で「私ってこんな人」という自己紹介の様なキーワードが浮きあがっているのです。
無意識に出てくるこういったワードは本人も口にしたことを忘れてしまうので、ここぞという時に「あなたはいつも恋愛で失敗してるんじゃない？」「いつもは積極的だけど肝心なところで勇気が出ないのよね」「言いたい事を我慢することが多いんじゃない？」
と、ラベルを指摘してあげる。
するとこの先生は私の事を分かってくれる！と期待値を信頼度がアップしていくのです。

このように、占い師は心理学を学び、その人その人に対応した話術で信頼をアップさせています。
あなたが「どうしてわかたの！？」と驚いたとしても、それはもしかしたら心理学的なトリックかもしれませんよ。

話術が巧みな占い師の言葉はついつい信じてしまいがちですが、占い師の手口を知ることで「信じすぎ」を予防することが出来ます。
あなたも占い師の手口に関する知識を知って、本当に当たる"能力のある占い師"を見つけましょう。

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