占い師の裏側を占い師目線でご紹介!
「当たる占い師ってなんであんなに的中させられるの?」
「本当にわたしの事が視えているみたい...。」
「占い師ってミスしないんでしょう?無敵じゃん。」
まさか。
占い師だって間違えます。
それを悟られないようにごまかしているだけ!!
(本物の霊感占い師さんはその限りではありません。)
会話の中で
「あ、外したな。」
「勘違いしてたかも。」
と冷や汗をかくこと...ありますあります!
また、相談者が話下手であったり、
説明がへたっぴな人...というのも当然いらっしゃいます。
(私の場合はそういう方の方が接しやすかったりしますが...。)
そういう時でも、
平然と、何食わぬ顔で当てに行くのが占い師の役目。
今回は、占い師の代表的な言い訳を暴露していきます。
思い当たる節があったら気を付けるようにしてくださいね!(笑)
鉄板技術は「外れないことを付け足して保険にする」こと。予防線を張るのです。
「最低な彼氏で別れたいよね。でも、ちょっと踏ん切れない気持ちもあるのかな?」とどっちの答えが返ってきても大丈夫なように予防線を張ります。
だいたい「復縁」や「彼氏と別れたい」という話題で相談をしてくれる人は、彼氏にちょっとだけ未練が残っています。(しつこくされてもう無理という場合以外)
100%ではないものの、彼に対して情があるので簡単には別れられないのですね。
そういった人としての心理を巧みに操って予防線を立てるのが電話占いの基本姿勢。
一本道でなくどのようにも取れるよう、会話の枝のように張り巡らせることで、「この人当たってない」「的外れ」と思われるのを防ぐ効果があります。
「うん。そうだよね。」
「すごく傷ついているんじゃない?視えるわよ。」
占い師が何気なく口にしているこの言葉。
実は信頼度をアップさせるための単語だったりします。
そうだよね。分かってるよ。視えてるよ。
と伝えることで相談者は「理解してくれてる」とますます占い師に自己開示してくれます。
そうするとより相談内容が明確になるしアドバイスもしやすいという側面が出てきます。
「すごく辛かったんじゃない?オーラの色がくすんでるみたい。」
「ああ、泣いているのが視えました。...しんどかったね。」
「(話を遮って)待って。最近大きな変化があったんじゃない?なんかそんな気がしたけど心当たりある?」
このように、まるで視えているかのように相談者の心に寄り添うのですが...。
実際は相談内容を聞いた上で「きっとこんな状況(泣いている)なんだろうな。」と予想できるものをさも傍で見ていたかのように語るもの。
話の流れ上「この先何か変化ある」と予想を立てて、そのタイミングで「何かあった?」「!!実は...!」と言わせる。
そんな簡単な技術だったりします。
文面で書くと本当にくだらないのですが、実際に会話となるとそれだけで「神秘感」が演出できます。
「あなたの行動で占いの結果は変わるから。人生はいつでも変えられるからね」と壮大な根拠をつける
一応こう言いましたけども、あなたの行動次第でこの結果は変わるからね。だって人生って無限の可能性に満ちてるんだから!!
意訳:「当たらないかもしれないけど、それは私のせいじゃないよ」
人生は選択の連続で明日のこともわからない。
でもあなたの未来はわかるのよ。だって霊感あるからね。
……って、冷静に考えてみると壮大な矛盾を感じますよね(笑)
でも、それを言っておかないと後から訴訟される可能性があります。なのでけっこう難しい感じの人だったり神経質な人が相談者だったとした場合は言うタイミングを見計らったりしています。
このセリフ、耳にした方多いのではないでしょうか?
実は「当たらなくても怒らないでね」という言い訳でもあります。
「まあ、所詮占いだからね。変な意味じゃなくて、あなた次第ってこと」
鋭い人や細かい人には言いませんが、細かく突っ込まれて困った時によくこの言い訳を使います。
もちろん、「占い師が言うな!」という内容ですので高確率でその後通話はおしまいの方向に……。
「もう電話切りたいよ〜」「細かく突っ込んでこないで〜」と思った時、好感度と引き換えに出すカード。
本物の霊感占い師はきっと未来が視えているから、口が裂けても言わないであろうセリフです。これを言うのはインチキ占い師で間違いないでしょう。
「力不足でごめんね」
相手がめっちゃ怒ってる時、とりあえず謝っとくかとい時に使うセリフ。
”力不足”って言葉は、誠意があるし「ある程度力はあるけど今回は及ばなかった」というニュアンスが含まれていて使い勝手がいいですね。
大外れしたらほとんどの人が2回目はないため、これを言うシーンは大抵が2回目の鑑定です。
つまり、「当たらなかったんだけど!」と高いお金を支払って言いに来るお客様相手のシーンが多いですね。
本当に誠心誠意謝らないといけないので慎重に、誠意を持って使います。
でも力が足りなくてごめんね、とちょっとメンツを保ちつつ……というポーズが取れる言い訳です。
「あ、待って。私勘違いしてました。」
ちょっと読み間違ってたかも。もう一度詳しく教えてくれる?という「聞き返し」のスタイルです。
これ、意外と効果があって、相談者さんも「あ、誤解したんだ」「私の言い方が悪かったのね」と納得したような雰囲気になります。
ただし相談中1回しか使えません。
「うまくアクセスできなかったかな。もう一度視てみますね」
「やり直す」という荒技ですが、場の空気を一新できます。
相談者も占いが終わるまで30秒くらい無言になるので、その間に対策を考えます。
同じ方法で、「ちょっと聞こえにくいのでマイク調整しますね、すみません」といって直しているふりをしながら考えをまとめる手段もあります。。。
今回ご紹介した言い訳はほんの一部です。
でも、これは日常生活にも使えてしまう裏技。
部下や友達、恋人などから相談を受けた時にこの「言い訳」を覚えておけば堂々と相談に乗ってあげることが出来ますよ。
その時に間違って「視えてる」など"霊感があるフリ"をしないようにお気を付けくださいね。
「あなたを見ていれば分かる」と言い換えると説得力と神秘性が高まるでしょう。
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