占い師側から見た「相談者の特徴」を解説いたします!
チャットレディーから霊感占い師に転職した私。
占い会社からもらったマニュアルに、自分で調べつくした心理学。
そのすべてを駆使した結果、某掲示板でも話題となり霊感占い師まで上り詰めることが出来ました。
しかし正直、本当に悩みを抱えている人だからこそ小手先の技術が通用したんだと思っています。
本当に霊力のある占い師さんは分かりませんが、
私のように霊能力のないただの一般人から見た「相談者」の姿を暴露します。
詐欺占い師・インチキ占い師には引っかかりたくない人は必見です。
ぜひご覧ください。
「藁にもすがりたい」と「霊感占い師にもすがりたい」2つとも、状況は同じ
海に落ちて溺れ死にそうな時、浮いている藁にもすがって何とか生きようとする。
藁には身体を支える力も浮力はないし、普通の状態だったら藁にすがるなんてばかばかしい事だけど...。
それでもどうしようもないと、もがいている時は何にでも可能性をかけてしまう。
そういう心理状態で、相談者は占い師に電話をかけてきていることを占い師は知っています。
ですから占い師はまず、電話開始からの3分は相談者に信頼してもらうためにあらゆる技術を使います。
「何でもいいから助けて!」
と、もがいている人に「この人なら私の悩みを解決してくれる」と信じてもらう事。
悩みが深刻であればあるほど、相談者はたやすく信頼してくれます。
自分が伸ばした手を、どうやったら相手が掴んでくれるか。
占い師は常に試行錯誤しているのです。
場慣れしている占い師ほど、自分の方へ取り組む力は強い物。
人気ランキング上位の先生は「第一印象が良く、信頼関係の作り方がうまい先生」なのだと私は思っています。
本当に神秘的な能力のある占い師はどうか分かりませんが、私みたいなインチキ占い師は相談者の"こういう所"を見ています。
【その1】声と応答から性格を読み取る
1日何十人という人の悩みを聞いていると、声や質問への答えを聞いているだけである程度の性格が分かってくるものです。
それは声が弱々しい、明るいなどといった表面的な物だけでなく、「どういう性格か」を見極めます。
- 相談者が自分主義なのか
- 相談者が周りとの協調性を大切にするのか
この2つのパターンのどちらかであるかを見極めています。
自分主義の人は、意志が強く積極的。
協調性を大切にする人は、優しく消極的。
どれだけ早い段階で相談者の性格タイプを知るかが今日の売り上げに直結する。
それが占い師側が考えていることなのです。
【その2】社交的か内向的か・仕事やプロフィールで分析
"その1"で読み取った性格に、仕事やプロフィールなどを交えて確信を深めていく。
営業職や受付などは、積極性やある程度の自信が無いとできない仕事ですよね。
事務職などは真面目で気配りが出来ないと勤められません。
幼稚園や保育園の先生であれば、子供が好き...と、「この人はこの仕事に就いている」という情報は、人となりを知るのに重大な役目を担っています。
特に仕事に悩みを抱えている場合は、「なぜ悩んでいるのか」という理由がその人の性格を知る上で大きな手掛かりになります。
【その3】「結論」を引き出す~本当はどうしたいのか~
人は相談する前に自分の中に結論を持っている。本当は背中を押してもらう事を望んでいたりする。
例えば彼氏と別れたくない人に「彼氏と別れた方が良いですよ」と伝えると逆効果になりますよね。
その人が受け入れたくない事実は、たとえそれが本当であってもなるべく言わないように...。
言うとしてもオブラートに包んで優しく伝えるように気を付けるのが基本だと考えています。
相談者から見ると、「占い師は自分の心を分かってくれている」「私も気づかなかった本音を導き出してくれた」と思うかもしれません。
しかしほとんどの場合、相談者側も気づかない程にさりげなく、そして細かく出しているサインを読み取って、"本音"を導き出しただけだったりします。
【その4】次の約束を取り付ける
電話を切った後に「また何かあったら連絡してね」「結果を教えてね」と次もかけてもらうように声をかける。
相談者が電話を切る時、占い師にとって緊張する瞬間です。
「今回電話をかけてきた人がまた次もリピートしてくれた」それは信頼関係が築けた証拠。
...だけでなく、次の通話が格段と楽になり、売り上げが上がります。
したがって、2回目の通話は既に絶対的信頼関係が築けた上での会話となります。
相談者は心を開いてくれているし、より本音を喋ってくれる状態。
結果、通話時間は飛躍的に伸びて売上に繋がります。
だから「結果をまた報告して。それから次の段階の作戦を考えましょう」というのは営業トークだったりしますから気を付けた方が良いかもしれません。
多くを語らず信頼を積み上げていくことに気を配っている
「占い師」「たくさんの良い口コミが投稿されている人気の先生」というだけでも信頼の基礎が出来ている。
その上、1対1で会話をしていれば、よっぽどのミスをしない限り電話を切られることはありません。
そして、多くを語らない。これがポイント。
占い師から相談者を見ると相談者は「話を聞いて欲しい」
占い師のマニュアルに「相手に喋らせる」というものがあります。
人は自分の話を聞いてくれる人にはどんどん心を開き、信頼感を高めていきます。
適度な相槌とアドバイス。そのタイミングを間違えると、上がっていた信頼感がどんどん下がってしまう事に。
最後には電話を切られてしまう事態になりかねません。
だから占い師は多くを語らずに、相談者の話を聞くスタイルが良いとされています。
- 皆がアドバイスを求めているわけではない
- 信頼感を高め、相手の欲しいアドバイスや背中押しをしてあげる
- どんな相談内容での相談者の味方でいる
会話中、占い師はこの3つを基本として、相談者の気持ちを癒し、勇気付けることを考えています。
これが上手くいくと、口コミで拡散してくれたり、たとえ当たらなかったとしても「信頼」が残れば悪影響はあまりないからです。
なぜトラブルになる占い師がいるのか
会話をコントロールしようと思ったり、相談者を支配しようと考える占い師はトラブルになります。
何年も占い師をしていて思ったのが、頭が良い人でなければ占い師になる事が出来ないという事。
その頭の良さというのは会話の主導権を相手に渡しながら、自分が支配しているように見せかける技術の事です。
本当に会話を支配してしまうと「ちゃんと言いたい事を伝えられなかった」と相談者の消化不良を起こし、悪い口コミの元になります。
「印象が悪い」と感じると、途端に相談者の評価は厳しくなります。
少し当たっていたとしてもそんなことはすっかり忘れられてしまうのが関の山。
それどころか憂さ晴らしのために掲示板に悪い口コミを書かれてしまう事さえあります。
人は会話の内容よりも印象を覚えている
人は電話で30分会話しても、会話全部の詳細は覚えていない。
あなたは友人と電話をした後、その会話の全てを覚えていますか?
強く印象に残る部分や印象だけを覚えているのではないでしょうか?
一言一句覚える事なんて不可能ですよね。
占い師もそれをよく心得ていて、「強く印象に残したい部分は繰り返し言ったりして強調」しています。
占い師が何度も口にする言葉は印象操作の可能性があると疑ってみてもいいかもしれません。
「これは分からないけど」「もしかしたら」という曖昧な言葉を強調していたら...。
その占い師は自信がないのです。
分からない事や曖昧な事は「霊力」を使っている
他の本物の占い師さんは分かりませんが、自称霊能者である私などは、ぼやかしたい事や根拠には「霊力」を使っています。
「3ヶ月後きっと良い出会いがありますよ。」
とだけ言うのと、
「あなたが良い出会いをして楽しそうにしているの視えます。...3ヶ月後ね。」
というのでは、印象が全然違いますよね。
同じことを言っているのに霊力で根拠づけをした方が信ぴょう性があるように感じませんか?
しかも私のプロフィールには、たいそうな"霊感取得エピソード"が紹介されているので箔がついてきます。
「霊感で先が見える」という事を分かって電話をかけてきてくれてるので話はスムーズなんですよね。
相談者が納得すれば、本当に霊力があるかないかは問題じゃないと思っている占い師もいます。
占い師の事情や内情を知ることで「のめり込みすぎないようにする」ことが大切です。
本当に霊感がある占い師さんと霊感占いを装う占い師は全く違います。
私は霊感が無く、霊感があるというテイで売れている電話占い師です。
今回ご紹介したのは私のように装っている系の占い師から見て相談者がどう見えているのか...。
一例ではありますが、私みたいなインチキ占い師の事情や気持ちを分かった上で電話占いを利用すると、ほどほど感が分かるようになるはずです。
のめり込みすぎないようにするためには、「相手が本当に霊力を持っている」という思い込みを捨て、「もしかしたら一般人かも」と考えた上で会話をするのが一番です。
そうすれば、本当に霊視が出来る占い師さんに出会えます。
そして、おしゃべりが上手な一般人に騙されて大金を支払っていた...!なんてことにも遭遇しにくくなりますよ。
あなたが素晴らしい占い師に出会え、悩みが解決できますように。
占い師の裏側一覧
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