占い師が相談者の気持ちを当てられる技術についてご紹介いたします!
当たる占い師は精神感応能力がある。
占い師と対話している時、
「この人どうして私の気持ちが分かるの!?」
と感じた瞬間ありませんか?
どんな心理技術を使ったとしてもここまで読み取れるはずがない。
じゃあなんでわかったのー!?と怖くなってしまいますよね。
実は、この現象は"精神感応能力"の高さによっておこるものなんです。
精神感応能力は別名テレパス。
映画や小説で耳にした方も多いのではないでしょうか。
実はこの能力は占い師に限らず、接客業や営業職などで成功している方にも見られる特徴なんです。
あなたも親しい人の気持ちがなんとなくわかる...といった不思議な体験をしたことはありませんか?
テレパシーレベルで他人の考えが読める人は"精神感応能力者(テレパス)"。
場の空気や人の気持ちがなんとなく読める人は"エンパス"として区別されているみたいです。
そもそも他人の思考を読むことは出来るのでしょうか?
相手の気持ちが流れ込んでくるとはどういう感覚なのでしょうか?
今回は、そんな神秘的な能力"精神感応能力"と"エンパス"についてまとめてみました。
そもそも精神感応能力、つまり"テレパシー"という言葉が出来たのは1882年です。
SPR(英国心霊研究協会)のメンバーであったフレデリック・マイヤーズが定めた用語。
その定義は他人の考えている事が分かってしまうという意図を示しています。
普通、自分の気持ちや想いというものを100%他人に伝えることなんてありませんよね。
ましてや「何も言わなくても100%の気持ちが伝わる」なんてことは90%無理です。
人はボディーランゲージや言葉、文字を使って相手に気持ちを伝えます。
テレパシー(精神感応能力)はこういった身体の機関を使わずに、気持ちを伝える、読み取るという事が条件。
しかもその能力のもとには物理的距離は存在しません。
オーストラリアにいても、月の裏側にいても精神感応能力には関係ありません。
人である必要もありません。
動物でも、植物でも、宇宙の大いなる存在にでもアクセスすることが出来るのです。
――どうしてわかるの??
それはまだ解明されていません。
でも、"思考"についてはある程度解明されている部分があるのです。
私たちの思考は脳波!機械で思考を受信する技術が研究されている!!
思考は心の中にしか無いと思っていませんか?
血液の流れや心臓の働きとは違い、思考だけは実態を持たずにどこか自分だけのものとしてゆらゆら揺れている――。そんなイメージかもしれませんね。
しかし、思考も血液や内臓の動きと同じく実態を持っている。つまり観察できる。ということが研究によって明らかにされつつあります。
完全なプライベートだった端の部屋が、実は全面マジックミラーだった"そんなシチュエーションに似た衝撃ですよね。
早速紐解いていきましょう。
私たちの脳には微弱な電波が流れている
"脳波"という言葉に聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか。
意識障害やてんかんが疑われるという時は病院で脳波の検査をすることがありますね。
脳には微弱な電気が流れていて、活動している時によってその流れが微妙に違います。
その脳波の流れを記録したものを「脳波」と言います。
基本的な脳波の種類は5種類
名称 |
ヘルツ |
状態 |
γ(ガンマ)波 |
30ヘルツ以上 |
強い不安やストレス・興奮状態 |
β(ベータ)波 |
30~14ヘルツ |
緊張状態・ストレス(少) |
α(アルファ)波 |
13~8ヘルツ |
落ち着いた状態。静かな部屋でリラックスしている状態 |
θ(シータ)波 |
7~4ヘルツ |
浅い眠り。深くリラックスしている状態 |
δ(デルタ)波 |
3.5ヘルツ以下 |
意識不明の昏睡状態・深い睡眠状態 |
名称 |
γ(ガンマ)波 |
ヘルツ |
30ヘルツ以上 |
状態 |
強い不安やストレス・興奮状態 |
名称 |
β(ベータ)波 |
ヘルツ |
30~14ヘルツ |
状態 |
緊張状態・ストレス(少) |
名称 |
α(アルファ)波 |
ヘルツ |
13~8ヘルツ |
状態 |
落ち着いた状態。静かな部屋でリラックスしている状態 |
名称 |
θ(シータ)波 |
ヘルツ |
7~4ヘルツ |
状態 |
浅い眠り。深くリラックスしている状態 |
名称 |
δ(デルタ)波 |
ヘルツ |
3.5ヘルツ以下 |
状態 |
意識不明の昏睡状態・深い睡眠状態 |
日常生活では★のβ(ベータ)波かα(アルファ)波が主に出ている状態ですね。
つまり脳波測定では被験者がどういう状況か、つまり"心と体の状態が分かる"。
...しかし、最近の研究では「何を考えているか・何がしたいか」という細かい指令までも分かってしまうといいます。
声を出す時の脳波を解析!?思うだけで入力してくれる「想起式タイプライター」
実は脳波は5種類だけでなく、その他にも複雑な形状を表しています。
退屈だなと思った時の脳波、右足を出そうと思った時の脳波。文字を入力する指令を出す時の微弱な脳波...。
豊橋技術科学大学が「声を出す時の脳波」を研究分析し、思っただけで文字をタイプしてくれるタイプライターを研究・開発しているといいます。
また、2013年にはワシントン大学の研究者が「指を動かさずに文字が入力できる」というプログラムを開発しました。
パソコンと脳を繋げてしまった画期的な発明ですね!喉から手が出るほど欲しい!!
この発明により、思考は脳波に置き換えることが出来ることが証明されました。
精神感応能力の高い人は他人の脳波をキャッチしている!?
思考=脳波であり、体外に漏れ出ていると仮設してみましょう。
空気が悪くなった瞬間がわかったり、なんとなく相手が落ち込んでいるのがわかったり、虫の知らせをというものも、もしかしたら他人の脳波をキャッチしたからこそ分かるものだったりするのかも。
それなら精神感応能力が高い人というのは、他人の脳波をキャッチする能力に優れた人の事なのかもしれない。
...そう結論付けたいところなのですが、そうと決め込むには大きな問題が一つあります。
確かに脳波は外に漏れ出ているものという事が分かっています。
しかし、微弱すぎて、自然界の電磁波などに埋もれ、遠くに飛んでいく力が一切ないということ。
科学的に考えると、精神感応能力が高い人は他人の脳波をキャッチしているという説には説得力があります。
しかし、微弱な脳波をどうキャッチしているかについては説明が出来ないのです。
そこにはやはり神秘的な力が働いているのでしょうか?
次はスピリチュアルな方向から精神感応能力を紐解いてみましょう。
"肉体"ではなく"精神体"で精神感応能力を紐解いてみる
精神感応能力・テレパシー能力を肉体的に考察してみると"脳波を読み取る"という方法が適切なことが分かりました。
しかし同時にキャッチすることがかなり難しいですよね。
しかし、"精神体"で精神感応能力を紐解いてみるとまた違う側面が見えてきます。
スピリチュアルの世界では、人は本来霊的存在であるという説が一般的です。
つまり、肉体が滅びたとしても私たちの精神体――つまり"霊体"は消える事が無いという考え。
私たちの本体はこの霊体であって、肉体は借り物という考えです。
その説によればこの精神感応能力、つまりテレパシー能力は霊体同士のコミュニケーション。
口や言葉を発する期間は肉体ありきのもの。本来霊体は口を持たず、テレパシーでコミュニケーションを取っているのだそうです。
精神感応能力が高い人は、肉体と霊体を自由に行き来できる人という事。
霊体は空間や時空という物質的なものは全く関係ありません。
霊体で知ったことを肉体に戻って口から伝える。それができる人が当たると言われる占い師だったり、テレパスという超能力者であったりするのです。
この霊体説をプラスすると精神感応能力の辻褄が合いますね。
レントゲンがなくとも悪い部分が分かる能力者
精神感応能力の例として、「人の身体を見ただけで悪い部分が分かる」という能力者がいます。
そういう人は口をそろえて「悪い部分が黒く見える」と言います。
黒いオーラという言い方だったり、もやがかかっているという人もいますが、多くの人が可視化できると主張しています。
悪い気が溜まっていたり、ストレスがかかっていたらオーラがくすむのでしょうか。
一般人にはあまり共感できない表現ですよね。
しかし、実はこういった「悪い部分が黒く見える」という能力を持っている人は意外と私たちの身近にいるんです。
それは整体師。「この人に施術してもらったらすごく楽になる」という先生が居たら一度「身体の悪い部分が見えるんですか?」と聞いてみるといいかも。
気功師は体の悪い気を取り込み"浄化"してくれる
精神感応能力を体験してみたいと思ったら、気功師の気功を試してみるといいでしょう。
気功師は陰陽師の考え方を取り入れています。
人には陰と陽の気があり、身体を悪くしている部分は陰の気に支配されてしまっている部分。気功師はその悪い気を自分の中に取り込み浄化、陽のエネルギーとして体に戻してくれます。
これも立派な精神感応能力です。
占い師に気功が出来る人がいるのはこういった理由から。
本物の霊能力者は精神感応能力も高いので様々なことが出来るのです。
しかし、このような高い能力がなくとも人の気持ちが分かるという人がいます。
それが"エンパス"です。
"なんとなくわかる"エンパスはたくさんいる
- あの人はなんとなく自分に好意を持っていそうだ。
- 地震が来るような気がする...なんとなくだけど。
- あの人、体調悪いんじゃないかな?何となく心配。
日常を過ごしていたらふと予兆めいたサインを感じることがありますよね。
特殊な能力を持っていなくても、こういった第六感が強いという人は少なくありません。
このなんとなくわかる感覚を持っている人は「エンパス」と呼ばれ。一般的に5人に1人の確率で多数存在していると言われています。
エンパスとは共感能力が高く、時には相手の気持ちが分かってしまう体質の人の事。
「気配りが出来る」「接客のプロ」そう言われる人の中にはエンパスの人も多いですよ。
あなたもエンパス!?簡単Check!
- 人ごみに行くと疲れる・体調が悪くなってしまう
- 電車の中など人が多い場所では音楽が欠かせない
- TVや新聞のニュースを見ると気分が重くなるのであまり見ない
- 一人の時間がないと疲れてしまう
- 散らかっている場所は苦手
- 一緒にいる人によって自分の気分が大きく変わる
- 人から良く悩みを相談されがち・「分かってくれるよね」と言われがち
- 落ち込んでいる人と話すと、なんとなく自分も落ち込む
- 自然に癒されると感じる
- 人が嘘をついているとすぐわかってしまう
簡単ではありますが、この10個の項目にYESが多いほどエンパスである可能性が高いです。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
私は10個全て当てはまってしまっています。^^;
私だけでなく、占い師にはエンパスの素質を持った人が多いと感じますね。
人の悩みを聞くのが占い師の仕事ですから、「仕事をすればするほど疲れて病気になって辞めてしまった」という人も実は多いんです。
他人の気持ちがまるで自分の事のように感じられる能力は、一見素晴らしく感じますが、本人にとってはかなり疲れることなんですね。
エンパスの人が疲れないためにできる事
エンパスの人は相手に気を遣ったわけではないのに、自然と相手に合わせた行動が取れてしまいます。
意識せず相手がどう思っているか、どうしてほしいかが分かるんですね。
幸せな気持ちの人に接していると相手から元気をもらえてとても良い体質だと言えます。しかし、落ち込んでいたりしんどかったりする人と接すると自然と疲れてしまう事があるのです。
人混みなどは、色々な人の思考の渦の中に自分が入るという事です。
エンパスの人が電車などを嫌がる理由は、イライラした気持ちや焦る気持ちなどを無意識に受け取ってしまって疲れるから。
それではエンパスの人が疲れないためにはどうすればいいのでしょう?
「感じないように感覚をシャットアウトすること」が有効と言われています。
- 音楽を聞くなどして聴覚をシャットアウト。違う事に気をそらす。
- 心の中に扉をイメージし、そこを開いたり閉じたりして安全地帯を作る
この2つの方法が有効とされています。
エンパスの人はカウンセラー福祉関係など、人に寄り添い力になる仕事に惹かれていく傾向があります。
そういった現場ではエンパスの力は諸刃の剣。意識してコントロールする技術は自分が傷つかないための大きな武器になります。
エンパスだという自覚のある人はぜひ訓練してみてくださいね。
精神感応能力が高い占い師はいつも満席になっている
いつも満席になっている占い師をよく観察してみると精神感応能力が高い人が多いですね。
接してみたら分かる"本物感"は、小手先の心理技術なんかでは通用しない。
私みたいな霊感の無い演出占い師にとっては、大きな差を見せつけられたようで本当に悲しくなります。
私たちが数年かけて学ばなければならない技術を、生まれた時から持っているのですから...。
「話していると元気になる」
「受け答えが的確でまるで視られているみたい」
そんな先生は本当にあなたの事を見ているのかも。
人にはまだまだ分からない部分が多いので、"霊感自体が嘘"とはだれも証明できないのです。
あなたも本物の占い師さんに出会えますように。
他にも占い師のテクニックは多数あります。興味が有る方は下のリンクからご覧ください。
占い師のテクニック記事一覧